PR

看護師は最大27万人不足、訪問介護の倒産は3年連続最多──医療・介護の人手不足は薬剤師の職場にも。人員に余裕のある職場の選び方

医療・介護の人手不足と薬剤師の職場 転職・キャリア設計

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

看護師が足りない。訪問介護の事業所が次々と閉じていく――。テレ東BIZの「社会インフラの危機まとめ」(ガイアの夜明けの再編集)は、医療と介護の現場で人が足りなくなっている実態を伝えています。看護師たちが「人を増やせ、賃金を上げろ」と訴えて短時間のストライキに踏み切る場面や、病院で看護師の離職が続き、残った人がシフトを回すのに苦労する様子、報酬の引き下げをきっかけに地域の訪問介護の事業所が閉鎖を決める様子が映し出されています。

これは看護や介護だけの話ではありません。薬剤師も、同じ医療・介護の現場で働いています。この記事では、公的なデータで人手不足の実態を確かめたうえで、薬剤師の職場で起きやすいことと、人員に余裕のある職場の選び方を整理します。

この記事の要点

  • 厚生労働省の推計では、2025年の看護職員の需要は188万〜202万人、供給は175万〜182万人程度で、最大で約27万人の差がある
  • 訪問介護の倒産は、2024年が81件、2025年が91件で、3年連続の過去最多(東京商工リサーチ)
  • 薬剤師も、厚生労働省の偏在指標で病院は0.80と目標の1.0を下回り、「特に病院薬剤師の確保は喫緊の課題」とされている
  • 人手不足の職場では、一人薬剤師の時間、休憩の取りにくさ、残業、応援が増えやすい
  • 人手不足は、裏を返せば薬剤師が「職場を選べる」状況でもある。人員に余裕のある職場を確かめて選ぶ

動画が伝えていること

動画(テレ東BIZ ダイジェスト)の前半は看護師不足、後半は訪問介護の苦境を取り上げています。

  • 看護師たちが、人員の増加と賃金の引き上げを求めて、短時間のストライキやデモを行った
  • 病院で看護師の離職が相次ぎ、残った看護師が少ない人数で夜勤やシフトを回している
  • 訪問介護の報酬が引き下げられ、ヘルパーの離職や、地域に根ざした事業所の閉鎖が起きている
  • ヘルパーの高齢化が進み、担い手の確保が難しくなっている

データで見る医療・介護の人手不足

看護職員:2025年に最大で約27万人の差

厚生労働省の看護職員需給分科会の「中間とりまとめ」(概要版)では、2025年の看護職員の需要は、働き方の改善の度合いに応じて188万〜202万人、供給は175万〜182万人程度と推計されていました。需要と供給の差は、最大で約27万人になります。

訪問介護:倒産が3年連続で過去最多

東京商工リサーチによると、訪問介護事業者の倒産は2024年に81件(2024年「介護事業者」倒産)、2025年に91件となり、3年連続で過去最多を更新しました。同社は、介護報酬のマイナス改定が重しになったと分析しています(2025年「訪問介護」倒産 91件)。

薬剤師はどうか:病院薬剤師の不足が課題に

厚生労働省は、地域や業態ごとの薬剤師の過不足を表す「薬剤師偏在指標」を示しています。全国値は、病院が0.80、薬局が1.08、地域全体では0.99でした(薬剤師偏在指標の算定について)。目標とする値は1.0で、病院はそれを下回っています。同じ資料が引用する検討会のとりまとめでは、「特に病院薬剤師の確保は喫緊の課題である」とされています。

なお、この指標は病院と薬局の業務量の算定方法が違うため、数値の大小で業務の負担を比べないよう注意が必要とされています。それでも、地域や職場によっては薬剤師が足りず、少ない人数で回している現場があることは確かです。

人手不足の職場で、薬剤師に起きやすいこと

起きやすいこと具体的には
一人薬剤師の時間昼の時間帯や閉局前に、薬剤師が一人で投薬から監査まで担う
休憩が取れない休憩中も電話や窓口に対応する
残業が増える閉局後に薬歴を書く、欠員の穴を埋める
応援が多いほかの店舗の欠員を埋めるために、急に応援に行く
教育の余裕がない新人や異動してきた人への指導が後回しになる
有給休暇を取りにくい代わりの人がいないため、休みの希望を出しにくい

休憩の決まりは薬局の休憩時間の決まり、残業の上限は残業の上限と36協定、応援の条件は他店舗への応援勤務で紹介しています。体調に不安を感じるときの相談先は過労死白書から考える薬剤師の働き方にまとめています。

人員に余裕のある職場の見分け方

確かめること見方・聞き方の例
処方箋の枚数と薬剤師の人数「1日の処方箋は何枚くらいで、薬剤師は何人いますか」。時間帯ごとの人数も聞く
一人になる時間「薬剤師が一人になる時間帯はありますか」
欠員が出たときの対応「急な欠員のときは、どのように人を手配していますか」
事務スタッフや機械入力・会計を事務が担当するか、自動分包機や監査システムがあるか
休憩と有給休暇「休憩は交代で取れていますか」「有給休暇はどのように申請していますか」
採用の状況「今回の募集は増員ですか、欠員の補充ですか」

処方箋の枚数と人数から忙しさを読む方法は処方箋枚数と薬剤師数の見方で紹介しています。

人手不足は「選べる側」になれるということ

医療・介護の人手不足は、働く人にとってつらい面がある一方で、薬剤師が職場を選びやすい状況でもあります。人が足りない職場で無理を続けるより、人員に余裕がある職場や、待遇を見直してでも人を確保しようとしている職場を選ぶことができます。

  • 病院では薬剤師の確保が課題とされ、採用に力を入れている病院もある
  • 在宅や施設の需要が増え、在宅に力を入れる薬局で薬剤師が求められている
  • 人が足りない地域や時間帯では、条件を上乗せして募集されることがある

病院への転職は薬剤師が病院に転職するには、在宅に力を入れる薬局は在宅専門薬局への転職ガイド、条件の交渉は薬剤師の転職での年収交渉で紹介しています。

職場の内側は、転職エージェントに確かめてもらう

人員の配置や離職の状況、残業の実態は、求人票にはほとんど書かれていません。面接で直接聞きにくいことも多いでしょう。

  • 担当者を通して、薬剤師の人数や時間帯ごとの配置、欠員時の対応を確かめてもらう
  • 「増員の募集か、欠員の補充か」を聞いてもらう
  • 残業や有給休暇の取りやすさの実態を、ほかの紹介実績も踏まえて聞く
  • 在職中に、複数の職場の条件を同じ項目で比べる

登録は2〜3社が目安です。使い分け方は転職エージェントは何社登録すべき?、在職中の転職活動の注意点は在職中の転職活動が職場にばれないためにで紹介しています。

よくある質問

Q. 薬剤師も人手不足なのですか?

地域や業態によって違います。厚生労働省の偏在指標では、病院薬剤師の全国値は0.80で目標の1.0を下回り、病院薬剤師の確保が課題とされています。

Q. 人手不足の職場を見分けるには?

処方箋の枚数と薬剤師の人数、一人になる時間、欠員時の対応、休憩や有給休暇の取りやすさを確かめましょう。転職エージェントを通して聞いてもらう方法もあります。

Q. 今の職場がつらいけれど、すぐ辞めるべきですか?

すぐに辞める必要はありません。まずは在職中に求人を比べ、人員に余裕のある職場があるかを確かめてから判断しましょう。体調に不安があるときは、早めに相談先を頼ってください。

まとめ

  • 看護職員は2025年に最大で約27万人の差、訪問介護の倒産は3年連続で過去最多
  • 薬剤師も、病院薬剤師の確保が課題とされ、少ない人数で回している現場がある
  • 人手不足の職場では、一人の時間、休憩、残業、応援、有給休暇にしわ寄せが出やすい
  • 人手不足は、薬剤師が職場を選べる状況でもある。人員に余裕のある職場を確かめて選ぶ

人員に余裕のある職場を、担当者に確かめてもらいながら探したい場合は、薬剤師転職エージェントの選び方と9社の比較と、ファルマスタッフとレバウェル薬剤師の比較を参考にしてください。パートで負担を減らしたい場合は薬剤師パートの転職エージェント比較も参考になります。

📌 あなたに合った転職エージェントを選ぼう

No.1

ファルマスタッフ

年収UP実績多数・専任サポート

無料で相談する
No.2

レバウェル薬剤師

求人50,000件以上・全国対応

求人を見る
No.3

ファル・メイト

専任コンサル・派遣・正社員対応

無料登録する
No.4
アイリード薬剤師
正社員・高収入転職に特化
無料相談する

コメント

無料薬剤師転職相談
💼
無料相談
タイトルとURLをコピーしました