「今はパートで働きたいけれど、子どもが大きくなったら正社員に戻りたい」。そう考えて、正社員への登用制度がある職場を探す人もいるでしょう。
この記事では、パートから正社員への転換について法律で決められていること、求人票や面接で確かめたいこと、登用を目指すときに意識したいことをまとめます。
この記事の要点
💊 薬剤師転職をお考えなら
- 会社には、パートなどから正社員への転換を進めるための措置を講じる義務がある(パートタイム・有期雇用労働法第13条)
- ただし、「登用制度あり」でも、実際に登用された人がいるかは職場によって違う
- 応募の前に、登用の条件・時期・実績を聞いておく
- 登用後の勤務時間や転勤の条件も、あわせて確認する
法律で決められていること
パートタイム・有期雇用労働法では、会社は、パートなどで働く人が正社員になる機会を広げるため、次のいずれかの措置を講じなければならないとされています(パートタイム・有期雇用労働法第13条)。
| 措置 | 内容 |
|---|---|
| 正社員の募集の周知 | 正社員を募集するとき、その内容をパートなどで働く人にも知らせる |
| 配置の希望の申出の機会 | 正社員を新たに配置するとき、パートなどで働く人に希望を申し出る機会を与える |
| 転換の制度 | 正社員への転換のための試験制度などを設ける |
どの措置を取るかは会社によって違います。「登用制度あり」と書かれていても、その中身は確かめておきましょう。
求人票や面接で確かめたいこと
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 登用の条件 | 「正社員への登用には、どのような条件がありますか」 |
| 登用の時期 | 「登用の機会は、年に何回ありますか」 |
| 実績 | 「パートから正社員になった薬剤師の方はいますか」 |
| 登用後の働き方 | 「正社員になった場合、勤務時間や転勤の条件はどう変わりますか」 |
登用の実績があるかどうかは、制度があるかどうか以上に大切な手がかりです。
登用を目指すときに意識したいこと
- 入職のときに、将来は正社員を希望していることを伝えておく
- 評価の基準と、面談の機会を確認しておく
- 担当できる業務(在宅、管理業務の補助など)を少しずつ広げる
- 家庭の状況が変わったら、勤務時間や日数の相談を早めにする
登用を待つか、正社員の求人に応募するか
| 選び方 | 向いている場合 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 今の職場で登用を目指す | 職場に慣れていて、人間関係や業務に不満が少ない | 登用の時期や条件がはっきりしているか |
| 正社員の求人に応募する | 早く正社員になりたい、条件を見直したい | 新しい職場に慣れるまでの負担 |
どちらがよいかは、家庭の状況や、今の職場の制度と実績によって違います。選択肢を比べて決めましょう。
パートで働く今の条件も大切に
登用を目指す場合でも、今の生活に合った働き方を選ぶことが大切です。パートの時給の目安や応募前に確かめたいことは薬剤師のパート転職ガイド、通勤の考え方は通勤時間の考え方で紹介しています。
よくある質問
Q. パートから正社員に戻るのは難しいですか?
職場によって違います。登用の制度と実績がある職場を選び、入職のときに希望を伝えておくと進めやすくなります。転職で正社員の求人に応募する方法もあります。
Q. 登用されたら、給与はどう変わりますか?
基本給・賞与・手当の扱いが変わることがあります。登用後の条件を、事前に書面で確かめましょう。
Q. 有期契約のパートでも、登用の対象になりますか?
対象になる場合があります。登用の条件に、勤続期間などの決まりがあるかを確認しましょう。
まとめ
- 会社には、正社員への転換を進める措置を講じる義務がある
- 「登用制度あり」でも、条件・時期・実績は職場によって違う
- 応募の前に、登用の条件と実績、登用後の働き方を聞く
- 入職のときに、将来の希望を伝えておく
登用の実績がある職場を担当者と相談しながら探したい場合は、薬剤師パートの転職エージェント比較も参考にしてください。



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