皆さんこんにちは😊
管理薬剤師のぴろしきです🙌🏻
転職を考えているんだけど、歴1年目だと難しいのかな…。
そう考えている新人薬剤師の方に有益な記事となっています。
1年目では転職出来ないのか？
結論から申し上げると出来ます。
なぜなら、都心の基幹薬局などの人気職場で無ければどこも慢性的に薬剤師不足だからです。余ってしょうがないという職場は存在しません。
しかしながら、有利か不利かで言えば不利でしょう。
一般的には新卒であれば教育に経費をかけますが、中途であれば即戦力が求められます。
1年目の薬剤師は一般的には即戦力となる程の実力は育っていないと考えられる為、他の応募者と拮抗した際に不合格となる可能性が高いでしょう。
さらに採用担当者には「また辞めるかもしれないな…。」と思われる可能性も、即戦力になる人材と比べると高いと言えます。
ですが、「1年目では転職出来ない」という呪縛に捉われるあまりストレスを溜めてしまっては元も子もありません。心と体が疲弊しているようであれば取り返しのつかない状態になる前に早目に転職する事をオススメします。
1年目で転職したくなる理由
1️⃣低賃金
一般的には病院勤務の方に多いと思われがちな給料面ですが、実は薬局やドラッグストア勤務の方も不満を抱えている場合があります。募集要項では満足な金額が提示されていても実際に働き始めると想定以上に保険料等が引かれていて手残りが少なかったりします。「就職後は○○したい。△△買いたい。」と考えていても、現実には思っていた程お金の自由度は少ないと「もっと高い給料の職場は無いのかな…。」と考えてしまったりするものです。
2️⃣人間関係が悪い（馴染めない）
狭い空間で働く薬剤師にはよくある悩みです。転職理由としては頻繁に上位に上がる理由です。薬剤師業務は円滑なコミュニケーションが取れている事が必須とも言える業務です。「人間関係が悪いからといって転職するのは甘えかな…。」と考える人もいるかもしれませんが、どうしても苦手な人がいたり、人間関係が上手くいかずにストレスとなっている場合には充分な転職理由となるでしょう。
3️⃣業務内容がハード・時間が不規則
薬剤師の業務は経験のある人にしか分かりませんが意外とハードです。昨今はコストカットや薬剤師不足などの理由から少人数で回さなければならなかったり、勤務先によっては1年目にも関わらずワンオペの時間帯があったりするでしょう。
また、これはドラッグストアでOTC勤務の方にありがちなのですが昼過ぎに出勤して日付が変わるまで勤務するなど時間帯が不規則であるとそれだけで心身共に負担が生じます。
さらに残業等で自分の時間が削られたりしているとしてワークライフバランスが乱れていると自分の働き方を見直したいとして転職に踏み切る人も多いようです。
1年目での転職が不利になりにくいパターン
1️⃣家族の転勤
例えば配偶者の転勤という事情は、採用担当者としては充分に配慮すべき理由になります。少なくとも本人に原因があるとは到底考えられない事情だからです。
ただし、配偶者が総合職等で次の全国転勤がいつ来るか分からないというようなパターンだと長期的に働いて欲しい採用担当者からは敬遠されてしまう恐れがあります。ミスマッチに繋がりかねないのでそういった事情はきちんと伝えておくようにしましょう。
2️⃣勤務先の業績悪化
勤務先の薬局等が業績悪化によって人員を削減する事はあり得ます。
事業縮小やM&A等の会社都合による事情であれば1年目の転職でも不利には働かないでしょう。ここでの注意点は会社のせいにしたり悪口を言ったりしない事です。業績が悪化する中でも自分はどのような工夫・行動をしたのかアピールすると、採用担当者には好印象に映ります。
3️⃣人間関係が異常に悪い
人間関係が非常に悪い場合は1年目の転職でも考慮される事があります。例えば、パワハラや教育してもらえない、集団で無視するといったイジメがあった場合等です。
しかしながら、転職面接でただ「人間関係が悪いから。」と伝えても「それは自分にも問題があるのでは？」と捉えられかねません。
こういったケースで転職理由を伝える場合は「離職率が○%」等といった客観的な数値を添えながら、悪口にならないように伝えると採用担当者からの印象は悪くならないでしょう。
まとめ
1年目での転職は不利になりがちですが、転職理由やその伝え方によっては充分に転職を成功させる事は可能です。
また、先述したように薬剤師免許がある以上どんなパターンであっても転職出来ないわけではありません。今の職場が心身を擦り減らすような状況なのであれば、体を壊して取り返しが付かなくなる前に転職する事をオススメします。
社会人1年目は情報が少なく、どう行動すれば良いか1人では分からない事もあるでしょう。こちらの記事で優良な転職サイトを紹介していますので、ぜひ活用してみてください。
