【損する考え方】出世したくない薬剤師が失うもの5選

メリット・デメリット

上司から、管理職試験を受けるように言われちゃって…。正直あんまり管理職とかリーダーってやりたくないんだよなぁ。

ぴろしき
ぴろしき

それはもったいない!管理職をやると色んなメリットがあるんですよ✨

出世を望まなかったり、リーダーや管理職をやりたくない若者が増えているようです👥

このブログを読んで下さっている方は私と同じ薬剤師の方が多いと思いますが、

薬剤師も例外ではないと思います。

とあるアンケートによると、

今の職場で出世したくないと回答した若者は77%にも及ぶとの調査結果が出ています。

出世欲のない20代は77%!出世したくない理由は「責任のある仕事をしたくない」がトップでワークライフバランスを重視する若者が増加傾向に|東晶貿易株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

出世したくない若者がこう考えるのは、

👤「プライベートを削りたくない」

👤「昇給してもコスパが悪い」

👤「責任のある仕事をしたくない」

という理由が多いようです。

特に私がいる薬剤師業界ではそう考える若手が多い気がしています。

若い人たちがこう考えるのは分からなくもないのですが、

実はこの考え方を続けていると失うものがたくさんあります

この記事を読めば以下のメリットが得られます🔦

✅出世を望まない働き方をするデメリットが分かる

✅リーダーをやるメリットが分かる

✅仕事に情熱を持てるようになる

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ハイレベルな環境

管理職になれば部下を持つことになり、従業員の中でも格が上がります。

仕事で接する人たちも、それまでよりレベルが上の人たちになるでしょう。
そういういくつものプラスの変化があるので、

やりがいが増していきモチベーションも高まることが多いです。

レベルの高い人たちが周りにいると以下のようなメリットも生まれます。

周りのレベルが高いことで生まれるメリット

自分のレベルが上がる

周りのレベルが高いことで、必然的に追いつくために努力するようになります。

例えば私の話で言えば、

大学時代に仲の良かった友人が学内で常にトップの成績を取るような学力の持ち主でした。

対して私は下位層にいるような成績でしたが、

その友人と仲良くなればなるほど「成績で負けたくない!」と思うようになりました。

そして大学卒業の頃には、友人を追い越してしまうような好成績を取るほどにレベルアップしました。

このように、自分よりもレベルが高い人が周囲にいると自分のレベルも一緒に吊り上がる事が大きなメリットと言えます。

謙虚になる

自分よりもレベルが高い人が周りにいると、謙虚になります。

自分と同等以下のレベルの人としか一緒にいないと井の中の蛙状態になります。

スポーツで言えば、

県内で入賞クラスの人が全国大会に出ると周りが皆全国レベル=都道府県内入賞クラスになります。

県内ではチヤホヤされていたとしても、全国レベルになるとそう簡単にはいきません。

周りのレベルが上がると自分がトップではない事を実感するため、謙虚な姿勢を持ち続けることが出来ます。

選択肢が広がる

周りのレベルが高いと、人生の選択肢が広がります。

例えば、自分の周りに英会話が出来る人がたくさんいる状況で、

自分のレベルも吊り上げられて自分自身も英会話が出来る様になったとします。

それだけで、海外関連の部署で働ける可能性が出てくるわけです。

実際にはここまで上手くはいかないかもしれませんが、

自分のレベルが上がったり出来る事が増えたりすることによって選択肢が増える事は事実です。

逆にいつまでも出世せず平社員のままでいると接する人たちは自分以下のレベルの人たちになります。

学べることも少ないです。(寧ろ、教えなければならない立場になるでしょう。)

また、出世したくない若者が増えているとはいえ、一定数は上昇志向のある人達はいます🔥

いつしか同期や後輩たちが自分よりも上のポジションにつき、自分の上司になるわけです。

同期や後輩が自分の勤務地や給与などを自由に出来る権利を握っている状態は想像以上にストレスがかかります⚡

まさに、「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」というやつですね。

出典:鬼滅の刃

さらに一生出世しない(マネージャーにならない)という事は、ずっと現場でプレイヤーのままで居続けるということです。

職種にもよりますが、一般的にプレイヤーは瞬発力や体力を求められます

年齢を重ねれば重ねるほどこれらの能力は落ちてきてしまうので、現場でも使えない人材となってしまいます。

そうなれば、仕事へのやりがいやモチベーションはどんどん下がってしまい、負のスパイラルへと堕ちていってしまうでしょう。

ある程度の経験値があるのであれば、それなりの地位を目指すべきです。

自身のレベルアップにも繋がります。

永久に若手のままでいることは出来ません。

ドラクエで言えば、いつまでも最初の町でスライムばかり倒していても永遠にボスにたどり着くことは出来ないのと同じです。

経験値を積んだら、早く次の町に移動しましょう。

出典:ドラゴンクエスト

高い年収

管理職に昇格すれば、多くの場合は役職手当が付いて年収のアップにつながります。

管理職手当がついたりすると残業代がつかなくなったりするかもしれませんが、

それでもトータルでの手取り年収はおおむねアップすると考えてよいでしょう。

厚生労働省の賃金統計調査によれば、

役職に就けば月額で10万円近く給与が上がり、

さらに職位が上がるごとに10万円前後昇給するとのデータもあります。

年間100〜120万円が役職手当として加算されるということです💰

「コスパが悪い」からという理由で出世したくない若者が増えていますが、

実際に出世してそのポジションになると、年収の伸び幅に驚くと思います。

私は現在、管理薬剤師兼薬局長をしていますが、新卒の頃から額面で200万円近く年収が伸びています。

結婚したり子どもが生まれたりしているので、支出も増えてはいますが生活は明らかに楽になっていると感じます。

平社員のままでいたら子どもを持つ選択肢が消えていたかもしれません。

さらに、

物価や税負担が上がり続ける昨今、「コスパ」を重視した働き方をしていると家計の崩壊が近づきます💸

こちらの記事でも解説しています👆

最近、生活のレベルを上げていないのに

と感じる日も少なくないのではないかと思います。

それもそのはず、2024年2月時点で実質賃金がなんと21か月連続のマイナスとなっています。

物価の上昇に給料の伸びが追い付いていないのです。

給与所得以外に何かしら収入の柱があるなら気にしなくていいでしょうが、

そうでないのなら平社員のままでいると生活は苦しくなる一方です。

多少「コスパ」が悪いと感じてもがむしゃらに働いて役職のあるポジションに上った方が賢明と言えます。

マネジメント経験

出典:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

管理職に就けば、嫌でも部下をマネジメントすることになります。

また、仕事の進捗管理や予算管理、危機管理などいくつもの面でマネジメントを経験するので、

前向きに取り組めばマネジメントスキルを磨く機会となります。

マネジメントを経験していくと「業務遂行力」「問題解決力」「状況把握力」「進捗管理力」などの能力が身につきます。

平社員の時には自分のペースで自分の与えられた仕事だけをこなしておけば良かったところが、チームを持つそうもいきません。

自分の仕事に加えてチーム全体の進捗管理や、上層部への具申、他部署との折衝、トラブルシューティングなど様々なタスクが降ってきます。

管理職は楽な仕事ではないですが(そもそも楽な仕事なんて無いと思っていますが)、

マネジメント業務を実行する中でこれらを処理する能力が身につくと私生活にも良い影響が出てきます。

タスクを優先順位をつけて効率的に処理することが出来るため、プライベートタイムが有効に使え、時間にゆとりが出てきます👍

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裁量権

平薬剤師のうちは、仕事に関するさまざまな工程を上司に報告し許可を得る必要があります。

例えば、ちょっとした備品の購入や仕事の進め方などです。

それに対して管理職になれば、ある程度チーム内のマネジメントに裁量権が与えられます。


経営権の一部をエンパワメント(権限委譲)されるので、結果を出す責任は伴います。

それでも、自身が考えて良いと判断できる方向に部署の活動を向けていけることは、

やりがいを喜びとする薬剤師にとって嬉しいものです。

注意点としては、この裁量権は合う合わないが人によって明確に分かれるというところです。

自分の思い通りに仕事を進めていきたいというタイプと、

他人からの指示に従っていた方が気が楽だというタイプがいます。

もし後者であるならば、リーダーのポジションに就く事が大きなストレスになる可能性がありますので、

無理して昇格を狙わないというのも良いと思います。

しかしながら、実力主義や成果主義の価値観に共感できる人にとっては、

自分でコントロール出来る範囲が広がるのは大きなメリットでしょう。

やりがい以外に分かりやすいところで言えば、休日が自由に決められたりすることもあります。

特にシフト制の職種の場合、シフトを決めるのも管理者の仕事であるため、

自分の都合の良いように休日を決めたりすることが出来ます(もちろんあまりに偏ったシフトでは反感を買うでしょうが笑)。

経営者や役員を除く従業員はただでさえ自由度の小さい職種です。

自由度が小さいという事は人によっては幸福度に大きな影響を与えます。

リーダーになることによって少しでも幸福度があげられるようになるといいですね。

リストラ候補にならない為の防御壁(=転職活動時の武器)

管理職は一般職に比べてリストラの対象になりにくいです。

それなりに重要なポジションなので、

業績悪化でリストラする場合はまずは末端社員(特に人件費がかかるベテランの平社員)からとなるのが普通でしょう。

これを言うと、

😏「いやいや、薬剤師には急なリストラとか無いよ。外資系MRじゃあるまいし…。」

と感じる方もいるかもしれません。

でも本当にそうでしょうか?

ここ数年は毎年のように、

富士通日本たばこ産業ファミリーマートなどの名だたる企業が早期退職者を募っています。

大企業ですらリストラをせざるを得ない状況になってきているわけです。

さらに、例えば経営側としては

そんな時に企業が良くやるのがいわゆる「左遷」です。

🗾地方転勤にしたり、

🪪子会社や激務(嫌がられる仕事)の部署に異動させたり、

💔後輩を上司に持ってきてプライドを傷つけたり…。

やり方はいくらでもありますが、これは実質的にはリストラと同じです。

職場としては、本音ではリストラしたい従業員に依願退職して欲しいわけです。

こういう場合でも、

管理職などの重要ポストにいる従業員は職場としては残したい存在(分かりやすい戦力)なので

左遷の対象からは外れやすくなります

また、万一転職をしなければならない状況になった場合でも

管理職の経験がある人とそうでない人とでは転職先からのウケに雲泥の差が出ます。

即戦力として期待出来る事が一目瞭然なので当然です。

薬剤師資格があれば食いっぱぐれる事は無いと思いますが、それは”職場を選ばなければ”という前提の上です。

薬剤師さえあれば誰でも良いという職場はブラックである可能性が高いです。

人がすぐ辞めるのですから常に募集しているわけです。

コロナ禍で派遣薬剤師の雇用が減ったりしていたことも記憶に新しいと思います。

景気の波は繰り返します。

長く働いていると、必ず不景気の時期を経験します。

そんなときでも管理職を経験しておけば、幅広い選択肢の中から自分に合った職場選びをすることが出来るでしょう。

自分に合った職場選びとは?

まとめ〈仕事に対するマインドを変えるには?〉

「リーダーになりたくない」ということは語弊を恐れずに言えば「仕事をしたくない」ということです。

リーダーシップを発揮するということは当事者意識を持っているということになりますが、

当事者意識が無い指示待ち人間は会社組織からは必要とされません

「出世したくない」という言葉の本質は「今の職場(職種)で出世したくない」という事だと思います。

本気で出世したくない人なら起業しているはずです🏢

雇われの身で居続けたい人にとってのマインドを変えるための一番手っ取り早い解決方法は転職する事です。

出世したくなるような職場で働く事

これは本当に大切です。

愛社精神を持つ必要はありませんが、愛情を注げるような仕事が出来る職場に居続けないと、今日説明したように様々なものを失ってしまうでしょう。

最後に「視野を拡げたい!」「外の世界を見てみたい!」と思っている方にオススメの転職エージェントをご紹介します。

新しい世界を見てみる

行動すればあなたの人生はもっと良くなるはずです。

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