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薬剤師の年収って低すぎ…⁈ 薬剤師になるまでにかかる費用は何年でモトを取れる??

資産形成・副業

1. はじめに

「薬剤師って年収高そう!💴」と思われがちですが、実際に現場で働く薬剤師からは

「学生時代にあれだけお金と時間をかけたのに、思ったより稼げない…」

「奨学金返したら手元に残るお金なんて4年制大学卒の人とそう変わらない…」
という声も多いのが実情です。

薬学部は6年制。大学の学費だけで何百万、生活費も含めれば総額1,000万円以上の投資になることも珍しくありません。
では、薬剤師になるまでにかかったこの「自己投資」、いったい何年で回収できるのでしょうか?

この記事では、

  • 薬学部卒業までの費用
  • 薬局・ドラッグストア・病院・製薬企業別の年収
  • 勤務先ごとの「モトを取るまでの年数」シミュレーション
    まで、徹底的に解説します。

2. 薬剤師になるまでにかかる費用

薬学部6年間で必要な費用は大きく分けて
①学費、②生活費、③国家試験関連費用 があります。

2-1. 学費(6年間)

大学の種類6年間の総額(目安)
国公立約350〜400万円
私立(中堅)約1,050〜1,200万円
私立(高額)約1,400万円以上

※文部科学省・大学公式サイトより概算

2-2. 生活費(自宅外通学の場合)

  • 家賃・光熱費:約6〜8万円/月 → 年間約72〜96万円
  • 食費:約3〜4万円/月 → 年間約36〜48万円
  • その他(交通費・交際費など):年間約20〜30万円
    合計:約130〜170万円/年 → 6年間で約780〜1,020万円

2-3. 国家試験関連費用

  • 予備校や模試:約30〜100万円
  • 受験料:約6万8,400円(2025年現在)
  • 遠方受験時の宿泊・交通費:約5〜10万円

2-4. 総額シミュレーション

私立薬学部+自宅外通学+予備校利用の場合
→ 学費1,100万円 + 生活費900万円 + 試験関連50万円
= 約2,050万円


3. 薬剤師の勤務先別・平均年収

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」や各転職サイトのデータを参考に、薬剤師の平均年収を勤務先別にまとめました。

勤務先平均年収(30歳前後)平均年収(40歳前後)
調剤薬局約450〜500万円約550〜600万円
ドラッグストア(調剤併設)約500〜550万円約600〜650万円
病院(公立・民間)約400〜450万円約500〜550万円
製薬企業(MR・開発職など)約550〜650万円約700〜800万円

4. 「何年でモトを取れる?」シミュレーション

ここでは、総投資額2,050万円を前提に、税引き後の手取りベースで計算します。
(※手取りは年収の約80%で試算)

4-1. 調剤薬局勤務の場合

  • 初任給(25歳)手取り:約360万円
  • 年収上昇ペースは緩やか(年+5〜10万円程度)
  • 35歳時点の手取り:約450万円
    → モトを取るまで:約7〜8年

4-2. ドラッグストア勤務の場合

  • 初任給(25歳)手取り:約400万円
  • 管理薬剤師や店長で昇給ペースが比較的早い
  • 35歳時点の手取り:約500万円
    → モトを取るまで:約6〜7年

4-3. 病院勤務の場合

  • 初任給(25歳)手取り:約320万円
  • 昇給幅が非常に小さい
  • 35歳時点の手取り:約420万円
    → モトを取るまで:約9〜10年

4-4. 製薬企業勤務の場合

  • 初任給(25歳)手取り:約440万円
  • ボーナス・昇給幅ともに大きい
  • 35歳時点の手取り:約560〜640万円
    → モトを取るまで:約5〜6年

図も載せておきますのでイメージしてみて下さい👇


5. モトを取るために必要な戦略

薬剤師資格の投資回収スピードは勤務先によって大きく異なります。
特に病院勤務はやりがいは高いですが、経済的回収は遅くなります。
そのため、

若いうちは高年収の職場(ドラッグストア・製薬企業)で資産形成

⇒キャリア後半で病院や教育職へシフト
という“キャリア二段構え戦略”も有効です。

ただし病院への転職は比較的難易度が高いため、転職エージェントの協力を仰ぐことをオススメします。

こちらの記事で優良転職エージェントを紹介していますのでぜひ読んでみて下さい👇


6. まとめ

  • 薬剤師になるには1,500〜2,000万円以上の投資が必要
  • 勤務先によって「モトを取るまでの年数」が5〜10年と大きく差がある
  • 早期回収を狙うならドラッグストアや製薬企業が有利
  • 病院勤務は回収は遅いが、専門性・安定性のメリットあり

薬剤師のキャリアは「資格取得後が本番」です。
費用回収を意識しつつ、自分がどんな生活と収入バランスを求めるかを考えることが大切です。

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