もう少しで新人が入社してくる…💦先輩としてどうしたら良いんだろう❓
3月も後半に入り、そろそろ来年度入職してくる新人を意識してくる頃です。
現在1年目の薬剤師の皆さんは、初めての後輩にドキドキしているのではないでしょうか❓
今回の記事では、2年目の薬剤師が心がけておくと良いことをまとめてみました。
この記事を読めば以下のメリットが得られます🔦
✅新人薬剤師を迎える上で意識しておくべきコトが分かる
✅“先輩”として立ち回れるようになる
✅自分の先輩や上司からも好かれるようになる
“新人”である感覚を捨てる
まず大切なことは「自分はもう新人ではない!」と自分自身に言い聞かせる事です。
1年目であればあらゆるミスや知識不足が“新人”という免罪符で許されていましたが、2年目からその免罪符は使えません。
3年目以上の先輩薬剤師からの、あなたへの目線も確実に4月を境に変わります。
入職したばかりの頃を思い出して欲しいのですが、2年目の先輩でも背中が大きく感じませんでしたか❓
あなたは4月からその背中を見せなければならないのです。
自信が無いという方がほとんどでしょうが、まずは意識を変える事で自己暗示をかけていきましょう✨
後輩指導時の距離感に注意する
新人であるという感覚がまだ捨てきれていない人とは対照的に、先輩である意識が強過ぎて指導に熱が入り過ぎる人がいます🔥
熱を入れて頑張ることはとても良いことなのですが、指導量が多過ぎたり内容のレベルが高過ぎたりすると当たった後輩次第ではパワハラ認定されるかもしれません。
それとは逆に、それを気にし過ぎて仕事を教えないというのも問題です。後輩はいつまで経っても成長せず、自分の業務負担が増えるばかりです。
その為、後輩を指導する際は適度な距離感と熱量を意識しておくことが大切になります。
(※ちなみに私は指導に熱を入れ過ぎてパワハラ認定されたことがあります…🌀笑)
自分で考えて行動する
2年目の薬剤師には自分で考えて行動するスキルが求められます。
何でもかんでも先輩に聞いて良いのは1年目だけです。
実はこのスキルはかなり重要で、ここで仕事が出来るか出来ないかを判断している先輩は多いです。
少なくとも一度習っている事は自分で判断して行動すべきでしょう。
加えて、習っていないような事であっても過去の経験から最適解が導けるような事もあると思います。
そういう感覚で仕事を進めていけば、先輩からの信頼も高まるはずです✨
注意点としてここで避けておきたい事は、先輩の意見や指示を無視して進めてしまう事や勘で仕事を進めてしまうという事です。
薬剤師の業務は人の命に直結する事も少なくありません。
一つの判断ミスが大事故に繋がる事もあります。
分からない事や判断に迷う事はキチンと先輩に確認しましょう。
「同じ質問を繰り返さないようにする」ことと「(時間に余裕があるなら)質問前に自分で調べる」ことを意識しておけばOKです🙆♂️
報連相を徹底する
2年目の薬剤師に限った話ではないかもしれませんが、特に重要になるので載せました。
報告・連絡・相談の重要性はあらゆる場面でこすられているので、聞き飽きた人もいらっしゃるかもしれませんが、意外と出来てない人が多かったりします(私自身も…💦)。
頭では報連相が大切なことは分かっていても実際に働いていると、
👤「今は薬局長が忙しそうでイライラしてるからまた後でにしておこう…」
👤「これメンバー全員に共有しておかないといけないけど、めんどくさいから今度でいいか…」
というように、感情が邪魔をして理想的な報連相が出来ない事は珍しくありません。
特に仕事に慣れ始めてきた2年目の薬剤師は要注意です。
仮にシフトで2年目薬剤師&1年目薬剤師という布陣が組まれたりすると、1年目の薬剤師は2年目薬剤師の管理下にあるわけなので、1年目の薬剤師の行動も含めて先輩や上司に報告しなければならない事も出てくると思います。
報連相は油断すると疎かになりがちですが、共有不足であったがために患者さんに多大な損害を与えてしまう事も起こりえます💣2年目の薬剤師は特に注意して実施していきましょう💨
仕事の優先順位を決めて行動する
2年目の薬剤師は1年目の頃と比べて出来る業務が増えているので任せられる仕事の量も当然増えていきます。
1年目の頃は基本的に言われていたことをその通りにやれば良かったでしょうが、2年目ともなればそうもいきません。
期限や重要度がそれぞれ異なるタスクを的確にこなしていく必要があるのです。
その為に大切なことは、優先順位を決めてさばいていくという事です。
降ってきた仕事を降ってきた順番にこなしていっても効率の良い仕事は出来ません。
例えば、
📝溜まった薬歴の記載(本来は投薬後速やかに記載しなければならない)
📝軟膏ツボなどの消耗品の発注
📝予製の作成
📝クレームの対応
📝2時間後に再来局する患者さんの調剤
📝本部からの集計依頼(締め切りは1時間後)
などなど、薬剤師として勤務していると色んなタスクが同時に襲ってきます。
優先順位の選定については様々な考え方がありますし、状況の詳細によって多少前後する事もあるので明確な解答は避けますが、基本的には”外側”の仕事から”内側”の仕事に向かって進めていく事がオススメです。
上記の例で言えば、📝クレーム対応や📝患者さんの調剤などの外部が関わるタスクは真っ先に対応しなければならないですが、📝予製の作成や📝本部からの集計依頼(締め切りは1時間後)などの内部のタスクは少々後回しにしても大きな問題が生じにくいタスクです。
優先順位については詳しくはこちらの記事で書いていますのでぜひご一読ください🙇
人に仕事を任せる
意外かもしれませんが、仕事が出来る人というのは人に仕事を任せたり振ったりする事が得意です。
1年目の頃は振られた仕事をさばいておけば良かったかもしれませんが、2年目以降も同じような働き方をしていては自分の負担が重くなるばかりか、薬局内全体の仕事も回らなくなるでしょう🌀
漫画『ワンピース』では、主人公ルフィの以下のようなセリフが登場します☠
👒「おれは剣術を使えねェんだコノヤロー!!!」
👒「航海術も持ってねェし!!!」
👒「料理も作れねェし!!」
👒「ウソもつけねェ!!」
👒「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」
もしルフィが全部自分でやろうとして、航海術や料理に手を出していたら彼らの旅路はどうなっていたでしょうか❓恐らく、今のように上手くはいっていなかったと思います。イーストブルーを出ることすら出来なかったかもしれません🌊(分からない方ごめんなさい🙇)
薬剤師の業務もチーム戦です💊
一人で仕事を抱え込み過ぎると全体の進捗に支障を来しますので、任せられるものはどんどん任せてしまいましょう。
ちなみに、任せる際の注意点ですが、
👤「これやっておいて下さい」
だけでは、任せているのではなくただの丸投げです。
丸投げではいけません。
他人に任せる際には、
👤「このタスクがここまで進んでいて今このような状況です。○○までに終わらせておきたいのですが、任せても大丈夫ですか❓」
というように、状況や期限などが分かるように伝える事がポイントです👍
転職活動を通じてキャリアを見直す
👤「2年目でもう転職の事を考えるの…❓」
と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、私がこの場で推奨しているのは“転職活動”であって“転職”ではありません🙅♂️
転職活動は転職とは異なり、今の職場を辞める事を前提とせずに市場における自分の価値や今後の方向性を考える活動の事を指すと考えています。
2年目になると仕事もかなり忙しくなる為、日々の業務をこなすことに忙殺されがちです。
他の記事でも書いていますが、薬剤師として幅を広げるためには様々な職場を経験する事が必須であるにもかかわらず、毎日を淡々と過ごしていると年齢だけを重ねる事になってしまいかねません💔
また、今回の記事では詳細の理由は割愛しますが2年目の薬剤師は1年目の薬剤師よりも手取り年収が少なくなりがちなので、自分の給料に疑問や不安を感じる時期でもあります。
👤「今の給料は本当に適正なのだろうか…❓」
👤「これが自分のやりたかったことだろうか…❓」
👤「他の職場ってどんな感じなんだろう…❓」
もしこのような考えが少しでもよぎっている方は間違いなく転職活動をすべきフェーズに来ていると思います。
まずは転職エージェントに相談するところから始めてみましょう✨
他の職場を見てみて、それでも今の職場の方が良いと思えば留まればいいだけですのでノーリスクです🙌
ぜひ下記から気になるエージェントを選んで相談して見て下さい!!
まとめ
2年目の薬剤師は初めて後輩が入ってくることで大きく環境が変化します。
体調不良になってしまう人も出てきがちですが、無理は禁物です😤
今日の記事を参考にして、心身ともに無理せずに、頼られる先輩になっていって下さい🌸
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