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ブスコパン錠10mgが販売中止|最終出荷は2026年12月予定、代替薬はブチルスコポラミン臭化物錠「ツルハラ」。切り替えは11月以降に

ブスコパン錠10mgの販売中止 転職・キャリア設計

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

サノフィは、鎮痙剤「ブスコパン錠10mg」(一般名:ブチルスコポラミン臭化物)の販売を中止すると案内しています。2026年4月に「在庫消尽次第の販売中止」を案内し、6月の第2報で、代替薬への切り替えを2026年11月以降にしてほしいと求めました。最終出荷は2026年12月の予定です。

切り替えをお願いされた11月に入りました。この記事では、案内の内容、代替薬、薬局で確かめておきたいこと、患者さんへの説明の例をまとめます。

※2026年11月4日時点で確認できたサノフィの案内(2026年6月の第2報)の内容をもとにしています。最新の情報はメーカーのお知らせで確かめてください。薬の選び方は処方医と薬剤師の判断です。

この記事の要点

  • ブスコパン錠10mg(サノフィ)は販売中止。最終出荷時期は2026年12月、経過措置の満了は2027年3月末の予定
  • 代替薬は、ブチルスコポラミン臭化物錠10mg「ツルハラ」(鶴原製薬)
  • 代替薬への切り替えは「2026年11月以降」に。鶴原製薬が安定した在庫を積み上げるため
  • 薬価はブスコパン錠10mgが6.3円、「ツルハラ」が6.6円(いずれも2026年4月時点)
  • 薬局は、使っている患者さんと在庫を確かめ、処方の書き方に合わせて処方医と相談する

案内の内容

販売中止になる製品

販売名包装薬価(2026年4月時点)最終出荷時期(予定)
ブスコパン錠10mg(サノフィ)PTP100錠6.3円/錠2026年12月
ブスコパン錠10mg(サノフィ)PTP1000錠6.3円/錠2026年12月

経過措置の満了時期は2027年3月末(予定)です。最終出荷時期は、在庫の状況によって多少前後することがあるとされています。

代替薬

販売名製造販売元薬価(2026年4月時点)包装
ブチルスコポラミン臭化物錠10mg「ツルハラ」鶴原製薬6.6円/錠PTP100錠・PTP1000錠・バラ1200錠

サノフィは、代替薬についての問い合わせが多かったため、代替供給を引き受けている鶴原製薬と改めて協議したと説明しています。そのうえで、鶴原製薬が安定した在庫を積み上げるため、代替薬への切り替えは2026年11月以降にしてほしいとしています。販売中止の理由は「諸般の事情」とされています。

出典:サノフィ「鎮痙剤『ブスコパン®錠10mg』販売中止のお知らせ(第2報)」(2026年6月)。問い合わせ先:サノフィ 医薬情報提供センター 0120-773-928(月〜金 9:00〜18:00、祝日・会社休日を除く)

薬局で確かめておきたいこと

使っている患者さんと在庫

  • ブスコパン錠10mgを使っている患者さんの人数と、1か月に使う量
  • 頓服で出ているのか、定期で出ているのか(頓服の場合は、次にいつ処方されるか読みにくい)
  • ブスコパン錠10mgの在庫と、12月の最終出荷までに入る見込み
  • 代替薬「ツルハラ」の採用状況と、卸での取り扱い・入荷の見込み

処方の書き方と切り替えの手順

処方箋が銘柄名か一般名か、「変更不可」の指示があるかによって、薬局で代替薬を出せるか、処方医への確認が必要かが変わります。処方の書き方を確かめたうえで、必要に応じて処方医に問い合わせましょう。

  • 処方医に伝える情報:ブスコパン錠10mgの最終出荷の予定(2026年12月)、在庫の見通し、メーカーが案内している代替薬
  • よく処方が来る医療機関とは、12月の最終出荷の前に、切り替えの時期をすり合わせておく
  • 院内の採用薬や約束処方にブスコパン錠10mgが入っている医療機関では、マスタの切り替えが必要になることもある

患者さんへの説明の例

「メーカーの事情で、ブスコパン錠の販売が中止になります。同じ成分のお薬(ブチルスコポラミン臭化物錠「ツルハラ」)に変わることがあります。お薬の名前や見た目が変わる場合は、その都度ご説明します。」

  • 成分が同じ薬であることを伝える
  • 名前や見た目が変わっても、自己判断で飲み方を変えないよう伝える
  • 変わったあとに気になることがあれば、相談してもらう

ほかの販売中止の例は、アトーゼット配合錠LD/HDの販売中止、クラリス錠200の販売中止、インスリン7製品の販売中止で紹介しています。薬ごとに案内の内容が違うので、それぞれのメーカーの資料で確かめてください。

販売中止・限定出荷の対応が続く職場で働く薬剤師へ

厚生労働省の資料によると、2026年8月の時点で、限定出荷・供給停止の医薬品は全体の12%(1,855品目)でした。2027年度の薬価改定でも、安定供給が論点の一つになっています(2027年度の薬価の中間年改定の記事)。販売中止への対応は、在庫の確認、処方医への問い合わせ、患者さんへの説明と、窓口の仕事を増やします。本部が情報をまとめて流してくれるか、店舗の間で在庫を融通できるかは、会社によって違います。転職や異動を考えるときは、次の点も確かめておくと安心です。

確かめること聞き方の例
供給の情報の共有「販売中止や限定出荷の情報は、本部からどのように共有されますか」
採用薬の切り替え「代わりの薬の採用は、店舗と本部のどちらで決めていますか」
店舗の間の在庫の融通「在庫が足りないとき、ほかの店舗から融通する仕組みはありますか」

職場の体制は、見学で確かめるのがいちばんです。見学の申し込み方は薬局見学の申し込み方、業界の動きは薬剤師業界ニュース解説まとめで紹介しています。

よくある質問

Q. ブスコパン錠10mgは、いつまで使えますか?

サノフィの案内では、最終出荷時期は2026年12月の予定、経過措置の満了時期は2027年3月末の予定です。最終出荷時期は在庫の状況で多少前後することがあるとされています。

Q. 代わりの薬はありますか?

サノフィは代替薬として、鶴原製薬の「ブチルスコポラミン臭化物錠10mg「ツルハラ」」を案内しています。成分は同じブチルスコポラミン臭化物です。実際にどうするかは、処方医と薬剤師が判断します。

Q. 代わりの薬には、いつから切り替えればよいですか?

サノフィは、鶴原製薬が安定した在庫を積み上げるため、代替薬への切り替えは2026年11月以降にしてほしいと案内しています。

Q. なぜ販売中止になるのですか?

案内では「諸般の事情」とされていて、それ以上の理由は書かれていません。

Q. 薬局で買えるブスコパン(市販薬)も販売中止ですか?

この記事で扱っているサノフィの案内の対象は、医療用の「ブスコパン錠10mg」(PTP100錠・PTP1000錠)です。市販薬については、この案内には書かれていません。

まとめ

  • ブスコパン錠10mg(サノフィ)は販売中止。最終出荷は2026年12月、経過措置の満了は2027年3月末の予定
  • 代替薬はブチルスコポラミン臭化物錠10mg「ツルハラ」(鶴原製薬)。切り替えは2026年11月以降に
  • 使っている患者さんと在庫を確かめ、処方の書き方に合わせて、12月の最終出荷の前に処方医と相談する

供給の情報の共有や在庫の融通の仕組みまで、担当者に確かめてもらいながら職場を探したい場合は、ファルマスタッフとレバウェル薬剤師の比較も参考にしてください。ほかの転職エージェントも含めて比べたい場合は薬剤師転職エージェントの選び方と9社の比較、パートで働き方を変えたい場合はパートの転職エージェント比較をご覧ください。

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