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【薬剤師向け】2027年からiDeCo掛金上限アップ!でもNISAだけで十分?賢い資産形成の考え方

資産形成・副業

2025年度の税制改正により、個人型確定拠出年金(iDeCo)の拠出限度額が2027年1月から大幅に引き上げられることが決定しました。
一方で、2024年からスタートした 新NISA は、生涯で最大1,800万円まで非課税で投資ができる制度。

「節税メリットの大きいiDeCoを使うべきか?」

「NISAだけで十分なのか?」
特に給与水準が比較的安定している薬剤師にとっては、迷うポイントですよね。

この記事では、薬剤師のキャリアやライフプランに合わせて「iDeCoとNISA、どちらを優先すべきか」を解説します。


1. 2027年からのiDeCo改正ポイント

  • 自営業薬剤師(独立開業):月額7.5万円まで拠出可能(現行6.8万円)
  • 調剤薬局勤務(企業年金なし):月額6.2万円(現行2.3万円)に大幅アップ
  • 大手ドラッグストア勤務(企業年金あり):最大6.2万円(現行5.5万円)
  • 公務員薬剤師(病院・行政):月額5.4万円(現行1.2万円)

👉 上の例でいうと、特に調剤薬局勤務の薬剤師 にとっては、拠出額が大幅に増えるチャンスです。


2. iDeCoの魅力:節税効果

薬剤師の平均年収は 500万〜600万円前後
この層にとってiDeCoは、所得税+住民税を合わせて年間10万円近い節税になることもあります。

例)年収600万円の薬剤師が、掛金を月2.3万円 → 6.2万円に増額した場合

  • 所得控除額:約47万円増
  • 税率20%と仮定すると、年間約9.4万円の節税効果

👉 「目に見える節税メリット」があるのは、給与所得者にとって大きな魅力。


3. iDeCoの最大の弱点は「引き出せない」こと

  • 原則60歳まで引き出し不可
  • 転職や独立、育児・介護など「人生の変化」に対応できない
  • 受け取り時には課税のルールがある

薬剤師は安定職とはいえ、

  • 薬局から病院へ転職
  • ドラッグストアから調剤薬局へ移動
  • 子育てや介護でフルタイムを一時的に外れる

といったキャリア変化は意外と多いもの。
こうしたときに資金を動かせないのは、大きなリスクになりえます。


4. NISAの強み:自由度と非課税枠の大きさ

新NISAは以下の特徴があります。

  • 生涯非課税枠1,800万円
  • 非課税期間は無期限
  • いつでも売却・引き出し可能
  • 運用益はすべて非課税

薬剤師のように「比較的高収入だが、将来のキャリアに変動がある職種」にとっては、自由に引き出せるNISAの柔軟性が強みになります。


5. 薬剤師はどちらを優先すべき?

結論:

  • まずはNISAを満額利用するのが基本戦略⇒そもそも1,800万円を埋め切れる人はそう多くない
  • 余裕資金があり「老後専用の資金」として割り切れるなら、iDeCoも併用するのが◎

具体的なケース

  • 20代〜30代薬剤師(転職・結婚・育児などライフイベントが多い)
     → NISA優先。流動性を確保しつつ投資。
  • 40代〜50代薬剤師(住宅ローンや子育てが落ち着き、老後資金を固めたい)
     → NISA+iDeCo併用で、節税効果を最大化。
  • 独立開業薬剤師や高所得者(年収800万円以上)
     → iDeCoで節税効果が大きく、NISAとセットでフル活用すべき。

6. まとめ

2027年からのiDeCo改正は、確かに薬剤師にとって節税チャンスです。
しかし「60歳まで引き出せない」という制約は大きく、ライフプランの柔軟性を奪います。

👉 まずは新NISAの非課税枠1,800万円を使い切ること
👉 余裕があれば iDeCoを“老後資金専用”として追加

これが、薬剤師にとって最も現実的で無理のない資産形成のステップです。

株式投資は入金力がものを言う世界です。

現状、十分な入金力が無いと感じるのであれば、一定以上の収入が確保できる職場に身を移すのも有効な手段の一つ。

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