「今の職場って産休育休とりやすい雰囲気じゃないかも…」
「ただでさえ人手が足りないのに妊活してるなんて言いづらい…」
その不安はとてもリアルで、実際に多くの薬剤師が直面しています。
“いざ妊娠してから”では動きづらく、転職どころか働き方の選択肢すら限られてしまうことも。
だからこそ、妊娠前の今こそ職場環境を見直す絶好のタイミングなのです。

そういえば違う職場の先輩、育休取る前に上司から嫌な顔されたって言ってたな…。うちの職場は大丈夫なのかな💦

産休・育休は本来なら法律で定められている制度なので、気持ちよく取らせて欲しいですよね💦もし今後妊娠希望があるのであれば、早目に転職活動してみる必要があるかもしれません👆
薬剤師として働いている女性にとって、妊娠・出産は大きなライフイベントです。
しかし実際には「もっと早く転職しておけばよかった…」と後悔するケースが少なくありません。
今回は なぜ妊娠前に転職しておくべきなのか、そして 転職タイミングを逃すことで起こりやすい失敗例 を紹介します。
この記事では、元人事採用担当であり現役の薬局長でありながら育休を1年取得した私が、
女性薬剤師が妊娠前に転職活動しておくべき理由を解説します。
\この記事を読むメリット/
✅ 妊娠前に転職活動しておくべき理由 がわかる
✅ 妊娠後に転職を考えると起こりやすい失敗例 を知れる
✅ 後悔しないための転職タイミングと職場選びのポイント を学べる
👉 読み終えるころには、「今のうちに動くべきかどうか」の答えがはっきり見えてきます。
👇画像クリックでXのアカウントに飛べます!フォローで有益な情報を毎日ゲット!👇

1. 妊娠後の転職活動は圧倒的不利

妊娠中の女性を積極的に採用する企業は残念ながら少数です。
「勤務開始してすぐに産休に入られては困る」というのが現実的な企業側の判断だからです。
採用面接で妊娠している事を伝えれば、不採用となってしまう可能性が高いです。
仮に妊娠を隠して採用されたとしても、
10カ月以内に休職に入る事は確定しているため職場との信頼関係が崩れることは明白です。
結果、「今の職場で我慢するしかない…」となってしまいがちなのです。
つまり、妊娠してからの転職活動は極めて難しい といえます。
世間はだいぶ産休や育休に寛容になってきましたが、これが現実なのです。

体力のある大手企業ならまだ可能性が見込めるかもしれませんが、ギリギリでまかなうことの多い中小企業ではほぼ無理だと考えておくべきです⚡
2. 妊娠中は体調変化が激しく働きにくい

妊娠中はつわり、体調不良、通院などで勤務に制約がかかります。
調剤薬局やドラッグストアは 立ち仕事・残業・薬剤の匂い など、妊娠中の体には負担が大きい環境も少なくありません。
実際、長時間の立ち仕事や身体的な負担がかかる作業は、切迫流産や切迫早産のリスクを高める可能性があるとされています。
人手に余裕のある職場であれば、都度座らせてもらったり、座位での作業のみでも大丈夫としてもらったりすることもできますが、ギリギリの人員で回すような職場であればそうもいきません。
また、患者の中には不妊治療中の方もいるので、妊婦バッジ等をつけて患者からの理解を得るというのも難しいでしょう。
「もう少し勤務がラクな職場に移ってから妊娠すればよかった…」
こう後悔する薬剤師は実際に多いのです。
”ラクな職場≒ホワイト企業” であることが多いですが、ホワイト企業の特徴を知りたい方は以下の記事をご覧ください👇
3. 職場のサポート体制に差がある

育休・産休制度自体は法律で保障されており、どこの職場でも社則上の制度としては存在しています。
しかしながら、実際に使いやすいかどうか は職場によって大きく差があります。
例えば、大手ドラッグストアでは出店の連続で人員補充が追い付いていない事が多いです。
店舗格差が大きく、店長・薬局長・エリアマネージャーの理解度に左右されやすく、取得=周囲に迷惑をかけると感じやすい環境も多いです。
人手不足が当たり前になっている現場では、育休取得に理解が薄く、結局“我慢して働き続けるしかない”という状況に陥りがちです。
他方、中小薬局では、先述の通り産休・育休の規定は整備されているものの、実際に取得した前例が少ないことが課題であることが多いです。
「育休を取得したい」旨を伝えても、「今まで誰も取ったことないしなぁ…」となり話が進まない事もあります。

そもそも、人事や総務の担当者が法的知識をあまり持っていない事も…💔
妊娠前に制度や雰囲気を確認しておき、安心して育休復帰できる職場に転職しておくのがベストです。

でも制度としてはあるから安心して転職したのに実際には使えないかもしれないってことだよね💦

そうならないためには、転職エージェントを活用するのが有効です!
こうした「制度と実態のギャップ」は、求人票や公式サイトだけでは見えてきません。
そこで役立つのが 薬剤師専門の転職エージェント。
エージェントなら「実際に育休を取得した人がいたか」「復帰後の働き方はどうか」といった 内部情報 を事前に確認できます。
妊娠・出産を視野に入れるなら、求人探しは必ずエージェント経由で進めたほうが安心です。
\登録無料、解約はいつでもOK/

4. 復帰後の働き方を見据えたキャリア設計ができる

妊娠・出産後は、
- 保育園のお迎えがあり、フルタイム勤務が難しい
- 時短勤務やパート勤務を希望する
- 夜勤や遅番を避けたい
といった制約が生まれます。
しかし、妊娠前に良い職場に転職しておけば
- 時短制度ありの会社を選べる
- 子育て薬剤師が多く働いている職場を選べる→お互い様の空気感がある
- 無理のないシフトを組んでもらえる
など、キャリアと家庭の両立を実現できるのです。
ちなみに、私の職場の話ですが、現在育児短時間勤務の女性と妊娠中の女性がメンバーの中にいます。
時短勤務の女性メンバーは保育園からの呼び出しで急遽早上がりする事もありますし、
妊娠中のメンバーは体調不良で早退する事もあります。
また、私自身も保育園児の父であり、急な発熱などでのお迎えが発生する事があります。
上記のような突発的な休みが発生しても、私の職場は無理なく回せています。
それは、常に余裕を持ったシフトを組めているからです。
今のあなたの職場が、このような無理のないシフトを組めている職場なのであれば今転職活動する必要はないかもしれませんが、現時点でカツカツなシフトなのであれば早急に動くことをオススメします。
5. 後悔しないための転職タイミング

結論から言えば、妊娠を考え始めた段階で転職を検討するのがベストです。
妊活開始から妊娠発覚までが最も動きやすく、かつ妊娠・出産後の自分の生活や求める働き方がイメージしやすいです。
なので、この時期に必ず動き始めましょう。
妊娠発覚するとすぐにつわりが始まり、人によってはまともに動けなくなることもあります。
また、出産後は育児で時間が大幅に削られる上、時短勤務となる可能性が大なので、記事冒頭でお伝えしたようにそもそも雇ってもらえる確率がグンと落ちます。
「いつか子どもを持ちたい…」
そう考えているなら、その前に環境を整えることが、薬剤師としても母としても後悔しない選択です。
まとめ:未来の自分のために、今動く
薬剤師は資格職だから「妊娠後でも仕事は見つかるだろう」と思いがちですが、実際には大きな制約がかかります。
- 妊娠後の転職は難しい
- 体調・勤務環境が合わず後悔しやすい
- 育休制度の整備は職場によって差が大きい
だからこそ、妊娠前の転職準備こそが母としての責任なのです。
「後悔しないために、今のうちに動く」
これが未来のあなたと家族を守る第一歩になります。
👉 次の一歩としては、女性薬剤師に強い転職エージェントを活用し、育休制度や復帰しやすさを事前にチェックするのがおすすめです。
コメント