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実質賃金が13カ月ぶりプラス──それでも薬剤師の給料が上がらないなら「職場選び」を見直すべき理由

転職・キャリア設計

「ついに賃上げが物価上昇に追いついた」

そんなニュースが話題になりました。

FNNプライムオンラインの報道によると、厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」で、2026年1月の実質賃金が前年同月比で1.4%増となり、13カ月ぶりにプラスに転じたということです。

名目賃金は30万1314円で、前年同月比3%増。
こちらはなんと49カ月連続の上昇です。

長い間、日本では「給料は上がらない」と言われ続けてきました。

しかし少なくとも統計上は、ここにきてようやく状況が変わり始めています。

物価上昇の影響を差し引いた実質賃金がプラスになったということは、シンプルに言えば

「給料の伸びが物価の上昇を上回り始めた」

という状態に入ったということです。

つまり、日本の多くの企業では、人材を確保するために賃上げを進めざるを得ない環境になっているということです。

ただ、このニュースを見ていて、私はどうしても一つの疑問が頭に浮かびました。

「薬剤師の給料って、本当に上がっているのだろうか?」

もしあなたが今働いている職場で、ここ数年ほとんど給料が変わっていないなら、このニュースは決して他人事ではありません。

むしろ、自分の職場が世の中の流れから取り残されている可能性を考えるきっかけになるニュースかもしれません。


日本では確実に「賃上げ圧力」が強まっている

今回の統計のポイントは、単に名目賃金が上がったという話ではありません。

物価を考慮した実質賃金がプラスになったという点にあります。

ここ数年、日本では物価上昇が続いていました。

食品、エネルギー、日用品など、生活に必要なものの価格が次々と上がり、多くの人が「生活が苦しくなった」と感じていたはずです。

そのため、名目賃金が少し上がったとしても、物価上昇の方が大きければ実質的な生活水準は下がります。実際、日本ではこの状態が長く続いていました。

しかし今回、ようやくその流れが変わりました。

名目賃金の上昇が物価上昇を上回り、実質賃金がプラスに転じたのです。

これは決して小さな変化ではありません。

企業が人材確保のために賃上げを進め始めていることを意味しています。

実際、最近は多くの業界で「賃上げ」のニュースが増えています。

人手不足が深刻な業界では、待遇を改善しないと人が集まらない状況になっているからです。

つまり今の日本では、企業が人材を確保するために給料を上げざるを得ない時代に入りつつあるのです。

ところが、その流れの中でも賃金が上がりにくい職種があります。

その代表例が、薬剤師です。


薬剤師の給料が上がりにくい構造

薬剤師の給料が上がりにくい理由は、決して個人の能力や努力の問題ではありません。

むしろ業界の構造的な問題と言った方が正確でしょう。

多くの薬局やドラッグストアは、調剤報酬によって収益を得ています。

この調剤報酬は国の制度によって決められており、2年ごとの診療報酬改定で見直されます。

そして残念ながら、この改定は多くの場合、薬局の収益にとって厳しい方向に進むことが多いのが現実です。

収益が伸びにくい構造の中では、企業がコストを抑える必要があります。

そのとき、最も大きなコストである人件費を簡単に増やすことはできません。

結果として、薬剤師の給料は次のような状況になりがちです。

✖昇給は年数千円程度。
✖役職手当もそれほど大きくない。
✖長く働いても年収が大きく変わらない。

こうした話は、薬剤師の世界では決して珍しいものではありません。

もちろんすべての薬局がそうとは限りません。

しかし少なくとも、他業界のように大幅な賃上げが起こりにくい構造があるのは事実です。

だからこそ、同じ薬剤師でも働く場所によって収入が大きく変わるという現象が起きます。


同じ薬剤師でも年収が100万円以上違うこともある

薬剤師の年収は、意外なほど職場によって差があります。

都市部の調剤薬局では年収500万円前後というケースも珍しくありません。

一方で、ドラッグストアや人手不足地域では600万円以上の求人が出ていることもあります。

さらに管理薬剤師やエリアマネージャーなどの役職に就けば、700万円近い年収になるケースもあります。

つまり、同じ国家資格を持っていても、働く環境によって収入は大きく変わるのです。

しかし多くの薬剤師は、自分の年収が市場の中でどの位置にあるのかを知らないまま働き続けています。

周囲の同僚も似たような年収で働いていると、それが「普通」だと思ってしまうからです。

ところが転職市場を見てみると、実はもっと条件の良い求人が存在することに気づく人も少なくありません。


薬剤師は「転職で給料が上がる」職種

日本の労働市場では、給料が大きく上がるタイミングは社内昇給よりも転職の時であることが多いと言われています。

薬剤師の世界でも、この傾向はかなり強いです。

長年同じ会社に勤めていても昇給はわずかですが、転職をきっかけに年収が100万円近く上がるケースも珍しくありません。

なぜこんなことが起きるのでしょうか。

理由は単純です。企業は「今いる社員」よりも「これから採用する人」に高い条件を提示することが多いからです。

人手不足の店舗では、薬剤師を確保するために給与条件を上げる必要があります。

その結果、同じ会社の中でも、後から入社した人の方が高い給料をもらっているというケースすらあります。

このような状況では、長く同じ職場にいるだけでは収入が大きく増える可能性は高くありません。


「今の職場で頑張る」だけでは報われないこともある

もちろん、今の職場で経験を積むことは決して無駄ではありません。

職場環境が良く、人間関係にも恵まれているなら、無理に転職する必要はないでしょう。

しかし問題なのは、「給料が上がらないことに慣れてしまう」ことです。

日本全体で賃金が上がり始めているのに、自分の職場だけ何年も変化がない。もしそうなら、その状況を当たり前だと思ってしまうのは少し危険かもしれません。

なぜなら、薬剤師のキャリアは年齢によって転職のしやすさが変わるからです。一般的に30代前半までは求人の選択肢が多く、条件交渉もしやすい傾向があります。

一方で40代になると、管理経験や専門性が求められることが増えます。つまり、転職市場での自由度は少しずつ下がっていくのです。

だからこそ大切なのは、今すぐ転職するかどうかではなく、今の自分の市場価値を知ることです。


多くの薬剤師が転職エージェントを利用する理由

薬剤師が転職を考えるとき、多くの人が利用するのが薬剤師専門の転職エージェントです。

一般的な求人サイトとは違い、薬剤師の転職に特化したサービスなので、業界の事情をよく理解しています。

例えば、求人票だけでは分からない職場の雰囲気や人員状況などの情報を教えてもらえることもあります。また、給与交渉を代行してくれる場合もあります。

さらに、一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえることもあります。

こうしたサービスは基本的に無料で利用できるため、転職を決めていなくても「情報収集」として相談する薬剤師も多いようです。

実際に話を聞いてみると、自分の年収が市場の平均より低かったことに気づく人も少なくありません。

ここで、現役薬局長×元人事の目線で厳選した転職エージェントを3つ紹介しておきます👇

自分に合ったエージェントを活用してみて下さい!

おすすめ転職エージェント3選(現役薬局長×元人事が厳選!)

▶ ファルマスタッフ

👉 調剤薬局特化・教育体制の良さで業界トップクラス

  • 大手調剤チェーンとの提携が強い
  • 派遣・パートなど働き方の選択肢が多い
  • 職場見学や内部情報の提供が丁寧
  • 教育体制の良い薬局の紹介に強い

調剤薬局やドラッグストアで安心して働きたい人、環境重視の人に最適

▶ レバウェル薬剤師

👉 年収UP+スピード転職に強い“即戦力型”

  • 求人数が多く比較しやすい
  • 年収交渉が強く、収入UP実績が豊富
  • 対応が早く、最短で内定まで進める

※企業求人は非対応

\「早く転職したい」「年収を上げたい」薬剤師におすすめ

▶ ファルメイト

👉 派遣・高時給案件に強い“働き方自由度No.1”

  • 派遣薬剤師のサポートが非常に厚い
  • 時給3,000円以上の案件も多数
  • 単発・短期・Wワーク可能
  • ワークライフバランスを調整しやすい

\「今の収入を増やしたい」「週3勤務で働きたい」方に最適


まとめ:給料が上がる時代に、上がらない職場に居続ける必要はない

今回のニュースが示しているのは、日本社会の変化です。

企業は人材を確保するために賃上げを進めている。
そして、実質賃金もようやくプラスに転じた。

そんな時代に入りつつあります。

もしその中で、自分の給料だけが何年も変わっていないなら、それは能力や努力の問題ではありません。

単に職場の問題である可能性が高いのです。

薬剤師は国家資格です。働く場所を変えるだけで、収入や働き方が大きく変わることもあります。

今すぐ転職する必要はありません。ただ一度、自分の市場価値を知っておくことは、これからのキャリアを考えるうえで決して無駄にはならないはずです。

まずは薬剤師専門の転職エージェントで、今の年収が適正なのかを確認してみてください。

それだけでも、これからの働き方の選択肢が大きく広がるかもしれません。

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