明治安田生命は、営業職員に対して平均6%を超える賃上げを行う方針を発表しました。
営業職員は平均6.5%、内勤職員でも5%を超える賃上げとなる見通しで、労働組合との協議を経て2026年4月から実施される予定です。
営業職員は5年連続、内勤職員は3年連続の賃上げとなり、同社は「物価上昇を上回る賃上げを行うことは社会的責任である」と明言しています。
一見すると、生命保険業界の話であり、薬剤師には関係ないニュースのように思えるかもしれません。
しかし実は、このニュースは薬剤師の働き方や将来の年収を考えるうえで、極めて重要な示唆を含んでいます。
大企業では「6%賃上げ」が珍しくなくなってきた
現在、日本では大企業を中心に、以下の動きが加速しています。
- 初任給の大幅な引き上げ
- 年5〜7%水準の定期的な賃上げ
- 人材確保を目的とした連続賃上げ
背景にあるのは、慢性的な人手不足と物価上昇です。
企業側も「賃金を上げなければ人が集まらない・辞めてしまう」という現実を、はっきりと認識しています。
つまり今の時代は、
「賃上げができる企業だけが人材を確保できる時代」に入っていると言えます。
では、薬剤師の職場はどうでしょうか
ここで、薬剤師が多く働く職場環境を冷静に見てみます。
調剤薬局の場合
調剤薬局は、収益の大部分を調剤報酬に依存しています。
この調剤報酬は国によって決められており、2年に1度の改定ではマイナス改定が続いています。
そのため、
- 人件費を大きく増やしにくい
- 定期昇給があってもごくわずか
- ベースアップが見送られる
といった構造になりがちです。
ドラッグストアの場合
ドラッグストアも人手不足ではありますが、
原材料費や物流費の上昇、競争激化の影響で利益率は低下しています。
結果として、「忙しさは増えているのに給料はほとんど変わらない」と感じている薬剤師は少なくありません。
賃上げがない=「実質的な減給」
昇給がない状態は、一見すると問題がないように感じるかもしれません。
しかし、物価が毎年2〜3%上昇している状況では、昇給ゼロ=実質的な減給を意味します。
例えば、
- 昇給0% → 実質マイナス
- 昇給1% → 実質マイナス
- 昇給2% → ほぼ横ばい
この状態が5年、10年と続けば、同年代の他職種との生涯年収差は確実に広がっていきます。
「今は何とかなっている」
この感覚こそが、最も危険だと言えるかもしれません。
明治安田の賃上げニュースが示している本質
このニュースの本質は、
「人材価値が高い職種・企業には、賃金が集まる」という現実です。
生命保険の営業職は、
- AIに完全に代替されにくい
- 成果が数字で評価される
- 人がいなければ事業が回らない
そのため、企業側も賃上げを「コスト」ではなく「投資」として判断しています。
一方で、
- 人が辞めても現場が回ってしまう
- 報酬が制度で縛られている
- 資格職だから我慢するだろうと思われている
こうした環境では、賃金は上がりにくくなります。
薬剤師が今すぐ考えるべきこと
ここで重要なのは、「今すぐ退職すべき」という話ではありません。
大切なのは、今の職場以外の選択肢を把握しているかどうかです。
- 自分の経験やスキルはいくらで評価されるのか
- 他の職場では年収はいくらが相場なのか
- 今より条件の良い環境は存在するのか
これらを知らないまま働き続けることは、将来の選択肢を自ら狭めてしまうことにつながります。
転職エージェントは「辞めるため」ではなく「判断材料」として使えます
薬剤師向け転職エージェントに対して、
「無理に転職を勧められそう」「電話がしつこそう」といった不安を持つ方もいるかもしれません。
しかし実際には、
- 現在の年収相場の確認
- 非公開求人の条件チェック
- 今の職場が恵まれているかどうかの判断
といった情報収集目的で利用することも可能です。
特に、
- 管理薬剤師経験がある方
- 調剤とOTCの両方を経験している方
- 人手不足エリアでの勤務が可能な方
は、条件交渉次第で年収が大きく変わるケースもあります。
賃上げの波に乗れる薬剤師でいるために
明治安田生命の6%賃上げは、決して一部の大企業だけの話ではありません。
これは、「賃上げができない企業は人材を失っていく」という時代の流れを象徴しています。
薬剤師として、
- 今の職場に居続けるのか
- より条件の良い環境に移るのか
- 複数の選択肢を持ちながら働くのか
その分かれ道は、今このタイミングにあります。
最後に、現役薬局長×元人事の目線で厳選した転職エージェントを3つ紹介しておきます👇
▶ ファルマスタッフ
👉 調剤薬局特化・教育体制の良さで業界トップクラス
- 大手調剤チェーンとの提携が強い
- 派遣・パートなど働き方の選択肢が多い
- 職場見学や内部情報の提供が丁寧
- 教育体制の良い薬局の紹介に強い
\調剤薬局やドラッグストアで安心して働きたい人、環境重視の人に最適/
▶ レバウェル薬剤師
👉 年収UP+スピード転職に強い“即戦力型”
- 求人数が多く比較しやすい
- 年収交渉が強く、収入UP実績が豊富
- 対応が早く、最短で内定まで進める
\「早く転職したい」「年収を上げたい」薬剤師におすすめ/
▶ ファルメイト
👉 派遣・高時給案件に強い“働き方自由度No.1”
- 派遣薬剤師のサポートが非常に厚い
- 時給3,000円以上の案件も多数
- 単発・短期・Wワーク可能
- ワークライフバランスを調整しやすい
\「今の収入を増やしたい」「週3勤務で働きたい」方に最適/
登録したからといって、必ず転職する必要はありません。
年収相場を知るだけでも十分価値があります。
同年代の他職種に差をつけられて悔しい思いをする前に、行動して未来を切り開いていきましょう。
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