正月休みの終わりが近づくにつれて、仕事のことを考えるだけで気持ちが沈む。
そんな感覚を覚えたことがある薬剤師は、決して少なくありません。
マイナビの調査では、正社員の約3割が「年末年始の休み中に会社を辞めたいと思ったことがある」と回答しています。さらに、同僚が年明け早々に退職していた、いわゆる「あけおめ退職」を経験した人も約3割にのぼります。
この数字は、薬剤師にとっても無縁ではありません。むしろ、薬剤師という職種だからこそ、年末年始に気持ちが揺れやすい構造があります。
なぜ薬剤師は「連休中」に辞めたくなるのか
意外なことに、「辞めたい」と感じる人が多いのは仕事始めの後ではなく、正月休みの最中です。
理由は、仕事から物理的に離れることで、初めて自分の働き方を客観視できるからです。
実家に帰省し、家族や親戚、昔の友人と話す中で、これまで気づかないふりをしてきた違和感が言葉になります。
「まだ正月出勤あるの?」
「その責任でその給料なの?」
そんな何気ない一言が、胸の奥に引っかかるのです。
日常では忙しさに紛れて考えられなかったことが、休みの静けさの中で一気に浮かび上がってくる。それが、連休中に退職を意識する正体です。
薬剤師ほど“休んでも休めない”職種
薬剤師は、連休中でも頭が完全には休まりません。
人手不足、調剤報酬、在庫管理、クレーム対応、門前医療機関の動向──。
現場にいなくても、無意識のうちに仕事のことを考えてしまいます。
さらに、正月に比較する相手は同業者ではなく異業種になりがちです。
完全週休二日、在宅勤務、ボーナス100万円超…。
そうした話を聞くほどに、「自分はこのままでいいのか」という疑問が大きくなっていきます。
そこに追い打ちをかけるのが、家族の存在です。
AERAの記事でも指摘されていましたが、家族の「それ、辞めた方がいいんじゃない?」という一言は、薬剤師にとって非常に重い意味を持ちます。責任感が強く、我慢してきた人ほど、その言葉で限界に気づいてしまうのです。
企業の「おせち補助」が示しているもの
企業が「あけおめ退職」を防ぐために、おせち補助や帰省費用補助といった福利厚生を導入する例も出てきています。
確かに、それで社員や家族の会社への印象が良くなることもあります。
しかし、薬剤師の立場から見れば、本質はそこではありません。
人手不足が解消されないこと、業務量と責任に見合わない待遇、将来が見えない評価制度。
こうした日常の積み重ねが変わらない限り、「辞めたい」という気持ちは消えません。
この違和感を、多くの薬剤師が感じています。
「あけおめ退職」は逃げではない
正月に辞めたくなった自分を、責める必要はありません。
転職は、もはや特別な選択ではなくなっています。
実際、転職後に年収が上がった人は4割に達しており、薬剤師に限れば「環境を変えただけで負担が激減した」というケースも少なくありません。
職種の需要が高く、職場による差が大きい薬剤師だからこそ、転職の影響は良くも悪くも大きいのです。
正月に辞めたくなったとき、自分に向けたい問い
衝動的に辞める必要はありません。ただし、なかったことにするのは危険です。
最低限、次の3点だけは自分に問いかけてみてください。
- 今の職場で、これから先に積み上がるものは何か
- 転職によって、何を得たいのか
- その差は、今の職場で本当に埋められるのか
この問いに向き合うだけで、「辞めたい」という感情は、将来を考えるための材料に変わります。
いきなり辞めなくていい。まずは外の世界を知る
大切なのは、今すぐ退職することではありません。
薬剤師の場合、最初の一歩は「情報を知る」だけで十分です。
転職エージェントに相談すれば、今の職場にいながら自分の市場価値や年収相場、より負担の少ない働き方を知ることができます。
それだけでも、今の職場を冷静に見直す視点が手に入ります。
ここで、現役薬局長×元人事の目線で厳選した転職エージェントを3つ紹介しておきます👇
▶ ファルマスタッフ
👉 調剤薬局特化・教育体制の良さで業界トップクラス
- 大手調剤チェーンとの提携が強い
- 派遣・パートなど働き方の選択肢が多い
- 職場見学や内部情報の提供が丁寧
- 教育体制の良い薬局の紹介に強い
調剤薬局やドラッグストアで安心して働きたい人、環境重視の人に最適。
▶ レバウェル薬剤師
👉 年収UP+スピード転職に強い“即戦力型”
- 求人数が多く比較しやすい
- 年収交渉が強く、収入UP実績が豊富
- 対応が早く、最短で内定まで進める
「早く転職したい」「年収を上げたい」薬剤師におすすめ。
▶ ファルメイト
👉 派遣・高時給案件に強い“働き方自由度No.1”
- 派遣薬剤師のサポートが非常に厚い
- 時給3,000円以上の案件も多数
- 単発・短期・Wワーク可能
- ワークライフバランスを調整しやすい
「今の収入を増やしたい」「週3勤務で働きたい」方に最適。
正月の違和感を、なかったことにしない
「あけおめ退職」が増えているのは、人が弱くなったからではありません。
我慢し続けることが、正解ではなくなっただけです。
正月休みに感じたモヤモヤは、あなたのキャリアが次の段階に進もうとしているサインかもしれません。
辞めるかどうかは、後で決めればいい。
でも、何も知らないまま元に戻るのだけは、避けてください。
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