今日も閉店後に残って薬歴と明日の一包化…でも残業代はつかない…💦
調剤薬局やドラッグストアで働く薬剤師の多くが、こんな“サービス残業”を当たり前のように経験しています。
しかし、それは「仕方ないこと」ではなく、明確に法律違反です。
薬剤師は労働基準法を学ぶ機会がほとんどないので、知らずに搾取されている方も多いです。
大手企業は法に触れないようにしていることが多いですが、中小薬局等にお勤めの方は要注意。社長や人事担当者すら適切に把握できていない事もあります。
- 薬剤師が陥りがちなサービス残業の実態が分かる
- 労働基準法の基本が分かる
- 自分を守る具体的な行動を整理できる
最後に「環境を変える選択肢」として転職エージェント活用のポイントも紹介します！
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なぜ薬剤師にサービス残業が多いのか？
薬剤師の職場では、閉店後やシフト外に発生する「隠れ残業」が蔓延しています。
代表的なパターンを挙げると：
- 閉店後の在庫管理・監査対応
- 会議や勉強会への強制参加
- 処方箋枚数が多く、定時で終わらない
- シフト外のヘルプ要請
これらの多くは「業務の一環」であるにもかかわらず、残業代が慣習としてつかないケースがよくあるのが現実です。
背景には、
「医療職だから仕方ない」という文化、店舗運営上の人員不足、労務管理が曖昧な中小企業体質が絡み合っていると推測します。
労働基準法第32条では、
「使用者は労働者に対して、1日8時間・週40時間を超えて労働させてはならない」
と定められています。
さらに、36協定を結んでいない場合、残業命令自体が違法です。
また、36協定があっても、残業した時間分の割増賃金を支払う義務があります。
つまり「上司の指示で残った」「自主的に残った」という区別は関係なく、
実際に業務を行っていれば残業代が発生するのです。
厚生労働省も明確に次のように指摘しています👇
「使用者の黙認のもと行われる労働も、労働時間として扱う」
したがって、「薬歴を片付けて帰って」と言われた時点で、残業時間にカウントすべきなのです。
サービス残業の放置は、様々なリスクを生み出します。
特に注意すべきなのがこの３つ。
① 心身の疲弊
慢性的な残業は、睡眠不足・慢性疲労・集中力低下を招きます。
薬剤師のように「ヒューマンエラー」が命に関わる仕事では、リスクは計り知れません。
② 負の連鎖を生み出す
サービス残業に慣れてしまうとそれが普通になってしまいます。
後輩たちにもサービス残業の強要をしてしまう人間になってしまいかねません。
③ キャリアの停滞
残業続きで勉強や転職活動の時間を取れず、結果的にキャリアアップが遅れるという悪循環にも陥ります。
共通している点は、忙し過ぎて冷静な判断が出来なくなっていることです。
感覚が麻痺してしまうと自分の人生を台無しにしてしまいかねません。
そうなる前に早めに退避することを強くオススメします。
では、具体的にどう行動するべきなのか。
① 記録を残す（証拠を取る）
② 労働基準監督署に相談
③ 信頼できる転職エージェントに相談
まずは、記録を残すこと。
出るところに出ても、証拠が無ければ意味がありませんし、「あいつは会社（上司）を訴えようとした」というレッテルが貼られ居づらくなるだけです。
必ず客観的な証拠を集めましょう👇
- 出退勤時間をメモやスマホで記録
- 指示メールやLINEのスクショ保存
- タイムカードと実働の差異を整理
これらは、会社に訴える際・労基署相談時の重要な証拠になります。
まずは人事担当や労働組合に訴えることが先ですが、動いてくれない場合労働基準監督署に相談しましょう。
最寄りの労基署では匿名相談も可能です。
「会社に知られたくない」
「相談したことをバレたくない」
というケースでも、
匿名で状況を確認・指導してもらえます。
そして、大変有効な手段としてオススメなのが、信頼できる転職エージェントに相談することです。
「内部告発」や「労基署通報」は精神的に負担が大きいです。
そのため、現実的な選択肢としては、環境を変える＝転職が最も効果的。
特に、薬剤師専門の転職エージェントであれば、
- 残業管理が徹底している職場紹介
- ワークライフバランス重視の求人
- ブラック薬局の回避ノウハウ
など、現場経験を踏まえたサポートを受けられます。
＼登録無料、解約はいつでもOK！／
「サービス残業ゼロ」を目指すには、職場選びのポイントを把握しておくことが重要です。
次のような特徴を持つ職場は、ホワイトな傾向が強いです。
- 打刻システムで出退勤が明確
- 定時退社を推奨する文化
- 店舗に十分な人員配置
- 勉強会や会議が勤務時間内
- 管理薬剤師が労務意識を持っている
反対に、
「みんな残ってやってるから」
「本部の指示だから」
などの言葉が多い職場は要注意です。
もしあなたが今、
「このままの働き方では体がもたない」
「上司に相談しても変わらない」
と感じているなら、それは環境を変えるタイミングです。
転職活動は「逃げ」ではなく、自分の生活とキャリアを守るための戦略。
特に今は、薬剤師不足により好条件の求人が多数あります。
サービス残業は「努力」ではなく「違法行為」です。
放置すれば、体も心も壊れてしまいます。
✅ 労基法の基本を知る
✅ 証拠を残す
✅ 無理なら転職で環境を変える
この3ステップを意識することで、あなたの働き方は確実にラクになります。
自分を守れるのは、あなた自身です。
この記事を読んだあなたへ：
「もう限界かも」と感じた瞬間こそ、人生の転機です。
転職は“リスク”ではなく、“リスタート”。
次は、あなたが納得できる職場で、ちゃんと報われる働き方を始めましょう。
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