新年度前は、人事が動く季節です。
異動や転勤の内示が出て、ざわつく薬局も多いはずです。
今回、弁護士ドットコム が報じたのは、通勤時間が1時間増える異動を命じられたシングルマザーのケースでした。
子どもには療育が必要で、放課後等デイサービスの送迎に間に合わせるため18時までに帰宅しなければならない。
それでも会社は遠方への異動を命じ、難しいと伝えると「パートへの変更」や「時短勤務(給与減)」を提示。
実質的に、受け入れなければ退職という空気になっている——という内容です。
これを読んで、「他人事じゃない」と感じた薬剤師は多いのではないでしょうか。
異動命令は、原則として拒否できない
まず冷静に押さえておきたいのは、法律の建て付けです。
多くの企業の就業規則には「業務上の必要がある場合、配置転換・転勤を命じることができる」と書いてあります。
チェーン薬局・ドラッグストアであれば、ほぼ確実に入っています。
そのため原則として、会社の異動命令には従う義務があります。
正当な理由なく拒否すれば、懲戒処分の対象になり得る。
最悪の場合、懲戒解雇が有効と判断された裁判例もあります。
「育児が大変だから」「通勤がきついから」という事情はもちろん重要ですが、それだけで直ちに拒否が認められるわけではありません。
例外があるとすれば、たとえば勤務地限定の個別合意がある場合や、嫌がらせ目的など明らかに不当な動機がある場合。
そしてもう一つ、「通常甘受すべき程度を著しく超える不利益」がある場合です。
ただ、この“著しく超える”というハードルは思っているより高いです。
通勤1時間増が直ちに違法とは限らないのが現実です。
さらに会社が時短勤務やパート変更といった代替案を提示している場合、「一定の配慮をしている」と評価されやすくなります。
ここが、理屈と感情がぶつかるところです。
薬剤師に起こりやすい「静かな負担増」
薬剤師の現場に置き換えてみましょう。
今は自転車15分の店舗。閉局は18時半。子どもと夕食を囲める生活。
そこへ、車で1時間の郊外店への異動。閉店は21時。人手不足で残業前提。
往復で2時間。年間にすれば約500時間以上が通勤に消える計算です。子どもと過ごせた時間、睡眠、勉強、休息……じわじわ削られていく。
会社にとっては「業務上の必要」。
一方、あなたにとっては生活にダイレクトに影響します。
それでも、法的に争うのは簡単ではない。裁判は時間もお金も精神力も使います。子育てや日常業務を抱えながら戦える人は多くありません。
結果として、多くの人が疲弊し、選択肢を失ったまま環境を受け入れるか、消耗して辞めていきます。
「拒否するか、従うか」だけではない
ここで視点を少し変えてみましょう。
✅異動を拒否するか、
✅時短で給料を下げるか、
✅退職するか。
この三択しかないと思い込んでいないでしょうか。
薬剤師は国家資格職です。需給は地域差があるとはいえ、完全な買い手市場ではありません。
勤務地限定の正社員求人や、18時終業固定の職場、土日休みの企業求人なども現実に存在します。
もちろん、理想的な求人がネット検索ですぐ見つかるわけではありません。
条件の良いポジションは水面下で埋まることも多いです。だからこそ、情報の取り方で差が出ます。
転職エージェントを使う最大の意味は、「今すぐ辞める」ためではありません。
自分の市場価値と選択肢を把握するためです。
・今の年収は相場と比べてどうか
・異動なしの求人はどれくらいあるか
・時短でも年収を大きく落とさずに済む道はあるか
これを知るだけで、交渉のスタンスが変わります。
実際、選択肢を隠し持っておける人ほど、会社との話し合いも落ち着いて進められます。
「最悪辞めるしかない…」という追い込まれた状態とは、心理的な余裕がまるで違います。
余裕を持って精神的に安定しておくためにも、転職エージェントをぜひのぞいてみて下さい。
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会社は、あなたの人生を最優先にしない
これは責める意図ではなく、構造の話です。会社は組織として最適化を図ります。
人員配置は全体効率で決まる。個人の生活が最優先になるわけではありません。
だからこそ、自分の人生は自分で守るしかないのです。
異動命令が合法かどうかも大切ですが、それ以上に重要なのは、「自分には他の道がある」と分かっているかどうかです。
通勤1時間増を受け入れて消耗する未来と、条件を見直して働き方を整える未来。
どちらが正しいという話ではありません。ただ、選べる状態にしておくことが大事です。
もし少しでも不安があるなら、まずは薬剤師専門の転職エージェントに相談してみてください。
登録は無料ですし、情報収集だけでも問題ありません。知らないままより、知っている状態のほうが強いです。
異動の内示は、会社からの一方的な通知です。
ですが、その後どう動くかは、あなたが決められます。
選択肢を持ったうえで、どうするかを考えてみてください。
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