2026年1月、厚生労働省が
「医療機関等における賃上げ・物価上昇に対する支援事業実施要綱」を公開しました。
ニュースの見出しだけ見ると、こう思いませんでしたか?
「ついに薬局にも支援が来た」
「これで少しは薬剤師の給料も上がるのでは?」
ですが、制度の中身を冷静に読むと、多くの薬剤師がこう感じます。
「あれ?これ、薬剤師の給料が上がる話じゃなくない?」
その違和感、正しいです。
この制度は一見「賃上げ支援」に見えますが、
実態は薬局経営を下支えするための“つなぎ資金”にと表現する方が正しいです。
そしてここに、これからの薬剤師のキャリアを左右する重要なヒントがあります。
給付金の金額を見て、まず違和感を覚える
薬局に支給される金額は以下の通りです。
- 1~5店舗:14万5000円
- 6~19店舗:10万5000円
- 20店舗以上:7万円
- 1~5店舗:8万5000円
- 6~19店舗:7万5000円
- 20店舗以上:5万円
最大でも 23万円/薬局。
ここで考えてみてください。
薬剤師1人の人件費(社会保険込み)は月40万円前後。
つまりこの給付金は、
薬剤師1人の半月分の人件費にも満たない
これを「賃上げ支援」と呼んでいる。
もうこの時点で、目的が透けて見えます。
この制度の本当の目的は「賃上げ」ではない
要綱の条件に、重要な一文があります。
「ベースアップ評価料を届け出ることを誓約する施設」
つまりこの給付金は、
2026年度改定で新設されたベースアップ評価料を確実に算定させるためのインセンティブ
です。
厚労省のメッセージはこうです。
「評価料は用意した。だから賃上げしてね」
「でも原資は基本的に自分たちで確保してね」
この給付金は、その“きっかけ”に過ぎません。
現場で起きることは、ほぼ予測できる
この制度が始まると、現場ではこんなことが起きます。
- 一時金や特別手当で「賃上げ対応済み」にする
- ベースアップは数千円レベル
- 評価料対応のための事務作業・管理業務が増える
- 物価上昇には全く追いつかない
結果、薬剤師の実感はこうなります。
「制度のわりに、生活は全然楽になってない」
むしろ業務負担だけが増える可能性すらあります。
なぜチェーンほど支給額が少ないのか
20店舗以上の薬局は「7万円」。
これは明確なメッセージです。
「大手は自力でなんとかしなさい」
つまり、これからチェーン薬局では、
- 人件費の抑制
- 生産性のさらなる追求
- 人員配置の見直し
これらが進む可能性が非常に高い。
もうすでに始まっている流れと一致します。
実は一番影響を受けるのは「長く同じ薬局にいる薬剤師」
給料はほぼ上がらない。
でも業務は増える。
物価は上がる。
でも転職市場では、依然として薬剤師は不足している。
このギャップが、今どんどん広がっています。
「同じ仕事なのに年収が100万円違う」
こういったことがこの業界でよくありますが、
この制度でハッキリしました。
国は薬局を守ろうとしている
でも薬剤師の待遇までは保証しません
だからこそ今は、
どこで働くかで年収も働きやすさも決まる時代。
- 面分業型薬局
- 在宅特化薬局
- 人員に余裕がある店舗
- ドラッグ併設で収益源が複数ある薬局
こうした薬局は、今でも好条件を提示しています。
制度を読める薬剤師ほど、静かに動き始めている
このニュースを見て違和感を覚えた薬剤師は、もう気づいています。
「これは追い風ではない」
だから、まずは転職市場を見に行く。
まだ辞める気がなくても、です。
「動かない」という選択は、転職市場の相場を見た人にしかできません。
転職エージェントは、
- 情報収集だけ
- 条件比較だけ
- 市場価値の確認だけ
でもOK。
実際、今は見た上で動かない薬剤師が増えています。
見ずに我慢するのと、見た上で選ぶのは、まったく違います。
ここで、現役薬局長×元人事の目線で厳選した転職エージェントを3つ紹介しておきます👇
どのエージェントも必ず皆さんの力になってくれますので、ぜひ一度頼ってみて下さい!
▶ ファルマスタッフ
👉 調剤薬局特化・教育体制の良さで業界トップクラス
- 大手調剤チェーンとの提携が強い
- 派遣・パートなど働き方の選択肢が多い
- 職場見学や内部情報の提供が丁寧
- 教育体制の良い薬局の紹介に強い
\調剤薬局やドラッグストアで安心して働きたい人、環境重視の人に最適/
▶ レバウェル薬剤師
👉 年収UP+スピード転職に強い“即戦力型”
- 求人数が多く比較しやすい
- 年収交渉が強く、収入UP実績が豊富
- 対応が早く、最短で内定まで進める
※企業求人は非対応
\「早く転職したい」「年収を上げたい」薬剤師におすすめ/
▶ ファルメイト
👉 派遣・高時給案件に強い“働き方自由度No.1”
- 派遣薬剤師のサポートが非常に厚い
- 時給3,000円以上の案件も多数
- 単発・短期・Wワーク可能
- ワークライフバランスを調整しやすい
\「今の収入を増やしたい」「週3勤務で働きたい」方に最適/
まとめ:この給付金のニュースが教えてくれたこと
この制度は、
薬局を守る制度であって、薬剤師を守る制度ではありません。
ここに気づけた薬剤師から、キャリアの選択肢を広げ始めています。
まずは、今の自分の市場価値を知ること。
それだけで、見える景色は確実に変わります。
登録は5分。
話を聞くだけでも、十分価値があります。
「まだ大丈夫」と思っている間に、
職場環境の差はどんどん開いていきます。
▼家で眠っている参考書や教科書、捨てるくらいならお金にしませんか?
▼参考記事はこちら




コメント