「育休もらい逃げは迷惑」「ズルい」「制度が改悪されたらどうする」。
ABEMA TIMESが報じた、育休後に復職せず退職するケースをめぐる議論は、強い言葉と感情に支配されました。
確かに、現場でフォローしてきた側からすれば納得しづらい話です。
戻ってくると信じてシフトを回し、業務を肩代わりしてきた。その結果が「退職」だと知れば、裏切られた気持ちになるのも無理はありません。
ただ、この問題を「ズルいかどうか」という一点で裁いてしまうと、一番困るのは薬剤師自身です。
育休は「善意」ではなく、正当な権利
育休中の給付金は、会社が負担しているものではありません。
財源は雇用保険であり、働いてきた本人が支払ってきた保険料です。法律上も、育休後に必ず復職しなければならない義務はありません。
それでも「もらい逃げ」という言葉が生まれるのは、日本の職場がいまだに制度と感情を切り分けられていないからです。
権利として認められている行動に、後から道徳的なレッテルが貼られてしまう。
この空気が広がることこそが、犬山紙子氏が懸念した「本当の問題」です。
薬剤師にとって、この炎上が危険な理由
薬剤師の職場は、ただでさえ人手不足が慢性化しています。
一人欠けるだけで現場が回らなくなることも珍しくありません。そのため、「育休=負担」という感覚が生まれやすい土壌があります。
この状況で「どうせ戻ってこないんでしょ」という疑念が定着すれば、
育休を取ること自体が、今よりずっと言い出しづらくなる。
特に女性薬剤師や、男性育休が広がり始めたばかりの今のタイミングでは、
一部のケースが強調されることで、制度全体が萎縮してしまうリスクがあります。
では、育休中に転職を考えるのは悪なのか
答えは明確です。
考えること自体は、まったく悪くありません。
むしろ薬剤師ほど、育休中にキャリアを見直すべき職種は少ないと言えます。
復職すれば、時短でも責任はほぼ変わらず、業務量も減らない。管理薬剤師や薬局長であれば、負担はさらに重くなります。
「この働き方を、この先も続けられるのか」
そう感じるのは、逃げでもズルでもなく、現実的な自己防衛です。
本当に危険なのは、何も考えないまま復職し、限界まで我慢してしまうことです。
感情論に飲み込まれないために必要な視点
この問題は、「辞めるべきか」「戻るべきか」という二択で考えるから苦しくなります。
薬剤師の場合、在職中や育休中でも転職市場の情報を集めることは可能ですし、個人では見えない選択肢も多く存在します。
重要なのは、判断材料を持った上で選ぶことです。
情報がない状態で復職すれば、「こんなはずじゃなかった」と後悔しやすい。
一方で、情報を持っていれば、戻るという選択も納得感のあるものになります。
薬剤師が“静かにキャリアを守る”という選択
「もらい逃げ」と批判されないために必要なのは、根性や自己犠牲ではありません。
必要なのは、早い段階で外の選択肢を知り、冷静に比較することです。
薬剤師専門の転職エージェントに相談することは、
「今すぐ辞める宣言」ではなく、自分の立ち位置を知るための行為です。
復職した場合の働き方と、転職した場合の条件。
両方を並べて初めて、感情ではなく現実で判断できます。
ここで、現役薬局長×元人事の目線で厳選した転職エージェントを3つ紹介しておきます👇
▶ ファルマスタッフ
👉 調剤薬局特化・教育体制の良さで業界トップクラス
- 大手調剤チェーンとの提携が強い
- 派遣・パートなど働き方の選択肢が多い
- 職場見学や内部情報の提供が丁寧
- 教育体制の良い薬局の紹介に強い
調剤薬局やドラッグストアで安心して働きたい人、環境重視の人に最適。
▶ レバウェル薬剤師
👉 年収UP+スピード転職に強い“即戦力型”
- 求人数が多く比較しやすい
- 年収交渉が強く、収入UP実績が豊富
- 対応が早く、最短で内定まで進める
「早く転職したい」「年収を上げたい」薬剤師におすすめ。
▶ ファルメイト
👉 派遣・高時給案件に強い“働き方自由度No.1”
- 派遣薬剤師のサポートが非常に厚い
- 時給3,000円以上の案件も多数
- 単発・短期・Wワーク可能
- ワークライフバランスを調整しやすい
「今の収入を増やしたい」「週3勤務で働きたい」方に最適。
制度を壊さないためにも、個人が孤立しない選択を
育休制度が守られるかどうかは、
一人ひとりが黙って耐えるかどうかでは決まりません。
人生の転機に、薬剤師が一人で抱え込まなくていい仕組みがあるかどうか。
その視点を持つことが、結果的に制度を守ることにもつながります。
育休中、あるいは復職を前に迷っているなら、
まずは薬剤師専門の転職エージェントで情報を集めるという選択をしてみてください。
動かないために、先に動く。
それが、今の時代の一番賢い自己防衛です。
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